プザタ・ハタ(пузата хата)
このような外観が目印
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歩き疲れて、お腹も減ったので夕食を食べることにした。
場所はプザタ・ハタというウクライナ料理がリーズナブルな値段で食べられるレストランである。
街を歩いているときにもこの店をいくつも見かけたので、チェーン店である。
店内に入るととても清潔感があり、おしゃれな石造りの内装である。
少し奥に入ると料理が並んであり、それをトレーに取っていくセルフサービスである。
トレーの近くにサラダが置いてあり、スープ、メインディッシュなどのカウンターの後ろには、店員の女性たちがスープをついだり、料理の注文を聞いていた。
写真を撮ろうとしたら店員の人に禁止だと言われた。
ウクライナ語だったので、アルトゥールの通訳を介してである。
料理の名前はウクライナ語、簡単な説明書きが英語で書かれていた。様々な種類の料理が並んでいたが、ウクライナ料理が食べたかったのでどれかアルトゥールに選んで取ってもらった。
僕の食べた料理は以下の通り
手前左、ガーリックパン
手前右、チキン・キエフ
奥左、ボイルしたポテト
奥中、サラダ
奥右、ウクライナ・ボルシチ
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レタス、クルトン、サーモンの塩漬けに白いドレッシングがかかっていた。
サーモンの塩味が強めだったが、サラダ全体としては味のバランスとしてはよかった。
ウクライナ・ボルシチ
ボルシチの本場はロシアでなく、ウクライナであるらしい。
スープも具材も赤く染まっていて、見た目は赤いスープに、刻んだレッド・ビーツがたくさん入っている。
少し酸味のある美味しいスープだった。
チキン・キエフ
チキン・キエフ
中の空洞からバターが流れ出てきた
黒い粒はこしょう
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チキン・キエフは中にバターを入れたチキンにパン粉をまぶして揚げた料理だ。
ナイフで切ると、バターのほんのり黄色がかった油が皿の上に薄っすらと広がる。
衣はサクサクとしていて、味はチキンとバターの味のみ。
塩コショウを好みでまぶす。
チキンがさっぱりしていて、味付けもシンプルだったので、もう少しジューシーさが欲しいと感じた。
ボイルしたジャガイモ
4分の1に切ったポテトを茹でたもの。
ヴァレニケ
ウクライナの水餃子。
日本の餃子と比べで皮が厚く、サワークリームをつけて食べる。
今回食べたものはすべてツナが入っていたが、ひき肉やジャガイモ、ジャムが入っているものもある。
少し欲張って取りすぎたせいで、この料理を食べるときにはすでに満腹だった。
水餃子のようなものを想像していたが、実際に食べてみると食べごたえがあり、お腹にずっしりくるものだった。
普段食べているものと違うので、少し違和感を感じることもあったが、全体的に美味しかった。
塩味が薄いと感じることがあった。
ウクライナ料理は薄味が多いのだろうか。
アルトゥールに食事中のマナーについて指摘された。
ひとつはお皿を持って料理を食べてはいけないこと。
もうひとつは料理を食べかけにしていろいろ食べてはいけないこと。
日本では茶碗を手に持って、いろいろなおかずをつまみながら食べるのが普通なので、無意識のうちにやっていたらしい。
ちなみにアルトゥールの目から見ると、僕のフォークの持ち方はお箸の持ち方みたいに見えるらしい。
フォークの持ち方にルールはないらしいが。
アルトゥールも同じようなメニューを食べ、ドリンク付きで会計は2人合わせて76フリブナ(760円) だった。
ウクライナの物価は非常に安いのである。
僕はこのときまだウクライナ紙幣を持っておらず、アルトゥールにすべておごってもらった。
僕はあとで返すと言ったが、断られた。
日本の物価に慣れている人間としては、別に負担ではないのだが。
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