スーパの雰囲気も違う

朝食がやや遅めだったので、昼食はとらずに出掛けることに。
家の近くのスーパーへ買い物に行った。
店の名前は「スィゥポ」。
ウクライナ語で"Сільпо"と書く。
店内に入ると、まず大きな荷物はロッカーの中に入れておく。
店内にATMが設置されていて便利だと感じた。
今回はルーダにお使いを頼まれ、レモンを買いに行った。
毎食後に出される紅茶に入れるためである。
ちなみにウクライナ語でお茶は「チャイ」と言う。

野菜売り場では箱に入った野菜が山積みになって置いてあるだけで、パック詰めされているものはない。
レモンは15フリブナ(150円)と書かれていて、「1個15フリブナか?」とアルトゥールに確認してみたら、「1キロ15フリブナだ」と言われた。
どうやら野菜は全てキロ当たりで売られているらしい。
ウクライナの野菜の値段はどれも格安である。
普段食べているトマトやパプリカは1キロ5フリブナくらいにしかならなかった。

アルトゥールはレモンの山から3,4個取り出して、野菜売り場にあるはかりの前に行く。
そこには従業員がいて、重さを量って値段のラベルを貼ってくれる。

次に向かったのは野菜売り場の隣の魚売り場。
ウクライナは内陸国なので、魚は売ってないだろうと思っていたが、サーモンと水槽の中に鯉がいた。

店の奥には肉類が並んでいて、どのような肉かは忘れたが40フリブナ位の値札が貼られていたと思う。

店の真ん中部分に位置しているのはドリンク、菓子、日用品などの売り場である。
ドリンク売り場には大量の酒類が置いてあった。
日本ではビール、カクテル、チューハイの缶が売り場の半分位を占めているが、ここにはカクテル、チューハイは全く見当たらない。
ほとんどがビンで、日本よりもはるかに豊富な種類のビールが並んでいる。
色も品種によって微妙に違う。
あとはワイン、ウイスキー、ウオッカなどの酒が多く並んでいた。これは日本よりもヘビードリンカーの多い証だと考えられる。

これ以上買うものはないのでレジの方へ。
レジを待っているとき、野菜売り場と真逆に位置する側にはパン売り場があり、既に袋に入っているものと、パンがむき出しになっていて、買うときにセルフサービスで紙袋に入れる種類のものがあった。

レジの前にはガム、チョコレートなどのスティック上のお菓子がカゴに並べられていた。
売り場の構造は日本のスーパーと似ているが、日本で売っているものはほとんど見かけなかった。
レジ前のカゴでキットカットを見つけたくらいだ。

レジのテーブルにはコンベアベルトが付いており。
買うものをその上に載せて順番を待つ。
他の人のものと商品が混ざらないように、自分の商品と他の人の商品との間に置いておくための四角柱の棒が1本ある。
従業員は座ってレジをしていて、日本のスーパーのと比べると愛想がないなと感じた。
レジは女性で、彼女たちの上にはタバコの入ったケースがつり下げられてあった。
タバコは高くても15フリブナくらいだった。
街中で男女関わらずタバコを吸っているのをよく見かける。

店を出たあとアルトゥールに店員に愛想がないということを話したが、ウクライナではみんなが対等な立場であるので、店員であっても客と対等であるという考えで接しているのだという。
日本では、お客様は神様のように扱う慣習があるので、ふてぶてしく座ってレジ打ちをしている店員にクレームが来ないのが不思議だった。

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