教室に潜入

2011年9月21日(水)

アルトゥールが大学に行っている間、たっぷり睡眠をとり、いつもながら遅い朝昼兼用の食事をとる。
しばらくするとアルトゥールは帰宅し、1時間くらいくつろいでから一緒に家を出る。

メトロに乗り、彼の通っている大学のある駅で降りた。
急発進するメトロの中で、手すりなしでも立っていられるようになったことは少し進歩だった。
しかし、さっきまでアルトゥールは大学に行っていた訳なのになぜまたここへ来たのか不思議に思った。

校内に入るとヴァレリアに会った。
彼女と会うのは3度目だったが、ウクライナ流にハグであいさつした。(1回目に会ったときの記事
そのまま流れでクラスのミーティングに一緒に行くことに。
完全に部外者の僕は、講師に気づかれないように、背の高い学生の影に隠れて様子を見ていた。
ウクライナ語ができないので、もちろん何を言っているのかは分からない。
ただ、講師がジョークを言って場を笑わせ、ほのぼのしていた。
最後に多数決をとり、20分程度でミーティングは終了した。
学生の多くはミーティングの後、中庭で雑談していた。
僕は前に会ったことのあるアルトゥールの友達と少し喋った。

その後、イラを含めて3人で近くのプザタ・ハタへ行った。
イラは寝坊したため、朝食をとっていないという。
すでに午後1時を過ぎていたので、かなりの寝坊だと思うが、アルトゥール同様、睡眠が長いのはウクライナの国民性なのだろうか。
今日は天気がよく、少し暑いくらいだった。
レストランでイラはがっつり食事をとり、アルトゥールと僕は飲み物だけで済ました。

ウクライナではおごることは普通に行われる。
アルトゥールとイラは仲がいいので、互いにおごりあうそうだ。
今日はアルトゥールがおごる日のようで、イラの食べた分は全てアルトゥール持ち。

イラは食後に飲み物を買いに行くため、アルトゥールから少しお金をもらって席を立った。
しばらくすると、何も買わずにテーブルに戻り、アルトゥールから再びお金を受け取って去って行った。
「デザートを買うお金が足りないの(笑)」
と彼女は言ったらしい。
遠慮が全く見られないところがかえってすがすがしく思えた。

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