休日が終わってしまった

2011年9月19日(月)

キィーヴに滞在し始めて1週間が経った。
あらゆるものが珍しく、毎日どこかをぶらついていたら、時間はあっという間に過ぎていた。

今日はアルトゥールが大学へ行く日である。
僕は8時に目覚めると、アルトゥールはもう折りたたみベッドにはいなかった。
キッチンへ行くと、朝食をとっていたところだった。
しかし、もっと寝るように促され、再び部屋に戻ることになる。
大学のない日は昼近くまで寝ているアルトゥールにとっては、早起きだったようだ。

とりあえず寝て、9時過ぎくらいにまた起きた。
サーロやオリーブなど、昨晩こってりしたものを食べすぎたせいか、今朝はあまり食べられない。

部屋に戻ってくつろいでいると、アルトゥールが返ってきた。
僕宛にポストカードが届いているという。
送り主は前にスーパーの前で会った、アリーナだった。

イラが病気だったため、授業の資料をプリントして届けないといけなかった。資料を共通の友達に渡すために、大学へ一緒に向かう。

彼の通うキエフ・モヒラ・アカデミーは英語の教育プログラムがあるためか、ここの学生は英語が理解できる。
キャンパスでアルトゥールの友人と会っても、コミュニケーションをとることができた。

この大学に外国人は少ない。
外国人学生のための特別措置がなく、現地の学生と同じ試験を受けなければならないからだ。
しかし、街中ですらアジア顔に出くわすことがほとんどないにも関わらず、中国人はいるらしい。

大学の前のベンチに座って友達を待つ。
友達の名前もイラという。
病気のイラのために、資料を別のイラに渡すということで、少しややこしい。
イラという名前は女性によくある名前なのだ。

イラはかなり遅れてやってきた。
女性は準備に時間がかかるので、当然のことらしい。
イラはアルトゥールと軽く会話をし、資料を受け取るとすぐに去って行った。
彼女はアルトゥールよりもやや背が低め。といってもヒールの高さを合わせたら180はいっていたと思う。
アルトゥールに彼女の印象を聞かれたが、軽く挨拶を交わしただけだったので、少しそっけなかった感じがした。

0 件のコメント:

コメントを投稿