Oh My マルシュルートカ

マルシュルートカとは、ウクライナで一般的な乗合バスのことである。
今日はこれを利用して、日曜日に行くことのできなかった風車のある場所(名前は分からない)に行くことに。

前回はアルトゥールの家族と車で直行だったが、今回はメトロで行けるところまで行き、途中でマルシュルートカ(以後バス)に乗り換えることに。

メトロで目的地に着いたところまでは順調だった。
地上に出ると、バスターミナルらしきところに来たのだが、お目当てのバスが見当たらない。
バスが停まっている辺りを一周してみたが、見当たらない。
アルトゥールは前にこの辺りでバスを見たことがあると言った。
バスの番号を教えてもらい、一緒に探してみたが駄目だった。
ウクライナでは、バス停のないバス乗り場というものがあり、どこに停まるのかは地元民のみぞ知るらしい。
確認のためアルトゥールは他の人に聞いてみたが、確かにこのあたりに普段はバスが来るらしい。
ただし本数が非常に少ないようだ。
日本のな時刻表というものも存在しなくて、何分間隔でバスが来る程度しか表示がない。
しかも、本当にその間隔で来る保証もない。
ウクライナの交通システムの脆弱さを思い知った瞬間だった。

2人で途方に暮れていたら、ようやくバスがやって来た。
マルュートゥカというのは、見た目はミニバスだが、降りたいところで運転手にひと声かければ、好きなところで下してくれるタクシーのような一面も兼ね備えた乗り物である。
値段は2.5~3フリブナくらい(30円程度)でお金は運転手の手元に勝手に置いていく。
後ろの座席の人は、お金を前の人に渡して運転手まで運んでもらうのがここのスタイル。
にわか旅行者には少しレベルが高い乗り物だろうか。

僕がウクライナを旅行しているとき、マルシュルートカという曲名の音楽が流行っていた。

アルトゥールの部屋で音楽番組を見ていたら、頻繁にこれが流れていた。
内容は全く分からないが、演出の奇抜さに惹きつけられた。
日本ではこれは過激な部類に入ると思ったので、文化の違いも感じた。
この動画を見て、ウクライナ人がどのような人種か大体分かるだろうが、ボーカルのいかついオッチャンのような人は街中ではあまり見かけなかった。
どちらかというとアルトゥールのように細くてとても長い人間が多い。
アルトゥール曰く、この歌は「マルシュルートカは犬小屋のようなものだ」などと、乗り合いバスを面白おかしく歌ったものだという。

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