特集:迷わずメトロに乗る方法2

メトロを利用して気付いたことを書き連ねていく。

〈出入り口を通るときは〉
メトロの入口にはガラス製の扉がある。
列車が通った風圧により、扉が絶えずパタパタ動いている。
扉を通るときは、後ろに人がいないか気を付け、いた場合は扉を持ってあげるのがマナーである。
気遣いという意味もあるが、扉の跳ね返りが強いので、持ってあげないと危ない。

〈エスカレータが〉
エスカレーターが非常に速い。
日本の感覚でいうと、エスカレーターを歩いて登るくらいのスピードはある。
余りにも早いので、足の悪いお年寄りはついて行けないのでは。
メトロのエスカレーターでは歩く人はほとんど見かけない。
メトロはすぐに来るので、急ぐ必要もない。

手すりと足場のスピードが一致していない。
手すりの方が先に行ってしまい、ときどき手の位置を戻さなければならない。

メトロの駅は地下の深い場所に作られている。
旧ソ連時代の地下道をもとに作られ、空爆があっても耐えられる構造にしたからだ。
噂によると、キエフ市内には未発見の地下道がいくつもあるらしい。

メトロで1番深い駅は「アルセナールニャ」である。

地下150mまで、高速エスカレータで降りる。

〈日本の感覚では通用しない〉
メトロの仕組みはシンプルである。
線路はプラットフォームの両側に1車線ずつしかない。
全て各駅停車である。
トンネルの上に時計と前のメトロが出発してからの時間がカウントされている。
メトロは通常3~5分刻みで、ラッシュ時は1分刻みで来る。
あくまで目安であるが。
駅員などはおらず、アナウンスもない。
トンネルを通ってやって来るメトロの「音」と「風圧」でメトロが来たことを感じる。
停車位置もだいたいで、メトロに人が合わせる。

車内でのアナウンスはすべて録音で、男の低い声が流れる。
出発のベルはなく、勢いよく扉が閉まり、急発進する。
基本的にメトロは人に合わせない。

日本のように駆け込み乗車をする人はいないし、メトロが満車なら次の電車を待っている人も多い。

〈アルトゥールのレディファースト〉
アルトゥールは車内に人が多いときは、席が空いたとしても決して座らない。
女性やお年寄りが先に座るべきだと考えているからだ。
女性はヒールを履くことが多いのも理由だそうだ。

ウクライナでは、レディファーストが徹底されていると思う。
男性が扉を持って、女性を先に通すという光景も、よく見られる。

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