にんにくは生で食べるものなのか?

2011年9月14日(水)

今日も少し遅めに起きて朝食を食べる。
食事にも慣れてきた。
いつも同じようなものを食べているのに、いつもよりも美味しく感じた。

朝食後はパソコンチェックし、昼食まではアルトゥールと話をする。
アルトゥールは日本好きで、日本のドラマや音楽、映画、アニメなどに興味を持っている。
彼はAIKOが好きらしく、彼のお気に入りの動画をYoutubeで見せてもらったが、AIKOが他のアーティストの曲をカヴァーしたものだった。
オリジナルの曲を見せてあげたくて、探してみたが見つからなかった。
家でゆっくりするよりも、外に出掛けたかった。

キッチンの改修工事が終了し、キッチンで食事もできるようになった。
昼食にはルーダの手作りボルシチが出た。
ウクライナ語では「ボーッシュチ」と聞こえた。
赤色のスープにはクリームが入っていて、混ぜると淡いピンク色に変わる。
刻んだテーブルビートがたくさん入ったボルシチはとても美味しかった。
チーズのふたに乗っているのは、皮をむいただけのニンニクである。
しばらく様子を見ていると、アルトゥールは無造作にニンニクを口に運んだ。
平然とした顔をしている。
郷に従い、僕も真似してニンニクをひとカケ口に入れる。
ウクライナのニンニクはそこまで辛くないのかもしれないという僕の考えは鮮やかに裏切られた。
何回か噛むと、ニンニクの辛みが舌の奥から湧いてきた。
苦辛さをボルシチで薄めようとした。
涙が少し出た。
僕のもだえる様子を見たアルトゥールは"unpredictable(予想外)"だと言った。

アルトゥールがニンニクを食べてもどうにもならないのが不思議で、ニンニクをセカンドトライしてみたが、舌の上の惨事を繰り返したに過ぎなかった。

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